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油揚げ

日本古来の伝統食品

油揚げも凍り豆腐と同様に日本古来からの伝統食品であり、昔から味噌汁や煮物用の具材として使用され、味を付けた油揚げはご飯を詰めて「いなり寿司」として親しまれてきました。



用途別に生産

油揚げは「生食用油揚げ」と「味付けいなり揚げ・うどん揚げ用の原料となる油揚げ」をそれぞれ用途別に生産しています。おいしい油揚げは「揚げ生地(種)」と呼ばれる油揚げ専用に作られたお豆腐を低温の油でじっくりと時間をかけて伸ばし、高温の油できつね色になるまで揚げる事によって作られます。
業務用の油揚げは全国各地でそれぞれ「サイズ」「揚げ質」「きめ」等が異なります。お客様のご要望に応じて個別の対応をさせていただいています。

生食用の生揚げ
家庭用大判揚げやきざみ揚等の商品として包装された後に出荷されます。

味付けいなり揚げやうどん揚げの原料用油揚げ
工場内の味付け工程でそれぞれ用途別に調理されます。



目標は「日本一の油揚げ屋になろう!」

私たちは「日本一の油揚げ屋になろう!」を目標として掲げ、生産量だけでなく品質、価格、納期、衛生管理(HACCP準拠、設備のCIP洗浄採用)などのあらゆる面でこの目標に向かって進んで参りました。
その結果、現在の油揚げ生産量は1日約360万枚の生産能力を有し、国内ではトップクラスとなりました。



クリーンな環境が保てる工場を目指して

2015年11月に稼働を開始した東第2工場でもお客様に「安全、安心」な商品をお届するために、今までの経験を活かして工場内や設備の改善、作業方法の見直し等を行い、日常の掃除がし易いよう常にクリーンな環境が保てる工場を目指しました。

今回導入した油揚製造設備の各工程内には当社独自の製造ノウハウが組み込まれ、油揚げサイズの変更や重量、表面のきめ、油揚げの性状等も微調整できる機能を有しています。お客様からの細かなご要望や仕様にも出来る限りお応えして高品質の油揚げをいつでも安定して提供する事が出来るよう努めています


※HACCP Hazard Analysis Critical Control Point
原材料の受入から最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染、金属の混入などの危害を予測した上で、危害の防止につながる特に重要な工程を継続的に監視・記録する工程管理の手法です。


  • 東第2工場
  • CIP洗浄装置
  • 油揚げ生地の自動供給装置
  • 油揚げの整列・選別装置


油揚げを揚げた後の「廃油も有効に再利用!」

油揚げ用の油は「揚げ生地」内の水分と高熱により劣化が進むので、一定時間使用した後は新しい油に交換しなければなりません。一般的には油揚げを揚げた後の油は廃油として処理されますが、当社ではこうした廃油も資源と考えて乾燥おからを生産するための「おから乾燥機」の燃料として利用しています。これはカーボンニュートラルの考え方によると、植物の成長過程で光合成により消費される二酸化炭素の量と、植物等を燃焼させて発生する二酸化炭素の量は同量のため大気中の二酸化炭素量には影響を与えない事にもなります。使用済みの植物油をおから乾燥機用の燃料として再利用することによって、化石燃料の使用量は大幅に削減出来ます。その結果、大気中に排出される各種酸化物や二酸化炭素の発生量も抑制されるので、地球温暖化防止にも貢献しています。

  • 油揚げフライヤー
  • 食品用おから乾燥装置