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乾燥おから

生豆腐製造時に排出される生おからは、その全量を乾燥して「非食品用」および「食品用」の「乾燥おから」として生産、再利用しています。おからは乾燥する事によって保存性とハンドリング性が向上するため、現在その用途は急速に拡大しています。

非食品用乾燥おから
主にきのこ培地の保水・養分補給用、家庭で飼っているペット用トイレ砂の原料、撒き餌の原料等に利用されています。

食品用乾燥おから
市販用商品「卯の花の素」の原料、米菓、クッキー等の補助材料として使用されています。食品用乾燥おからは微粉末状から比較的粒度の粗い物まで数種類の商品を用意していますので様々な用途に使う事が出来ます。なお、乾燥おからは主に業務用としてご利用いただいています。



「おからは資源である。」

豆腐、油揚げの製造時には必ず生おからが排出されます。以前は食料や家畜の飼料、畑の肥料として重宝されてきた生おからですが、時代の変化に伴いその需要も減少しました。私たちは昭和50年代から「おからは資源である」ことを常に念頭に置いて乾燥おからの研究と用途開発を行ってきました。長年の努力により、現在、生オカラは乾燥する事によってその付加価値が見直され、全量が「乾燥おから」として再利用されています。


おからの乾燥方法は用途に応じて2種類

生おからの乾燥には各種方式がありますが、火炎の当て方によって直火式と間接式の2種類に分類されます。 非食品用乾燥おからの製造は、直火式の設備が使用され、火炎によって発生した熱風を直接生おからに当てることによって効率的な乾燥を行うことが出来ます。食品用乾燥おからの製造は、間接式の乾燥設備が使用されています。間接式はおからが直接火炎に触れない様にするために、熱風発生炉で発生した熱風を一旦熱交換器を介する事によって外部から取り入れた新鮮な空気を間接的に加熱して、この新鮮な空気による熱風で生おからを乾燥させます。このため、「食品用乾燥おから」はこげによる変色や変性等が発生しづらく常に安定した品質を保つことが出来ます。


  • 直火式おから乾燥設備
  • 間接式おから乾燥設備