凍り豆腐（こうや豆腐）は日本古来の伝統食品のひとつで、「畑のお肉」ともいわれるように植物性たんぱく質を豊富に含んだ栄養価の高い食品です。伝統的な製法は、信州の厳しい冬の寒さを利用して、夜間に凍結、昼間に解凍を繰り返すことによって大豆たんぱく質の変性と乾燥を促し、独特の食感と保存性を生み出しています。
現在はこの天然製法で行われていた凍結と乾燥の原理に基づいて、生豆腐を専用の凍結設備で凍らせてから母屋と呼ばれる冷蔵庫内で一定期間保存することにより大豆に含まれるたんぱく質を凍結変性（熟成）して作られています。この工程の中で生豆腐とは異なる独特の食感と機能が生成されます。その後、解凍して、膨軟加工処理（調理した時に軟らかく戻すための技術）が施され、乾燥することによって保存食としての優れた特徴も備わります。
家庭用商品は、より簡単に使っていただけるように、全形（ノーカット）、ひとくちカット、細切りカット、粉末などの様々な形状や味だし付、鍋でも電子レンジでも調理ができるタイプもあり、便利で使い易い商品を多数取り揃えています。
乾物に必要とされる湯戻しも不要なので、和食、洋食、中華などの様々な料理にそのまま入れて調理する事ができます。
業務用商品は、スーパーのお惣菜、仕出しやお弁当、企業・学校の給食、医療食用などに利用していただけます。それぞれのメニューや用途に応じて、全形（ノーカット）、ひとくちカット、細切りカットなどの大袋、箱入り商品も各種取り揃えておりますので、使いやすい商品をご用命ください。
昨今の日本国内外のニーズへの対応として、ハラール認証を取得しています。イスラム圏の方々も含めて各種商品を提供することができます。また、国内のみでなく海外に向けた凍り豆腐の輸出等のご要望にもお応えしています。
