油あげは全国各地のお豆腐屋さんで作られ、その地域に根ざした大きさや食感が様々あり、用途も生食、惣菜、いなり寿司などの食べ方があります。
当社の「油あげ」は主に自社商品の「味付けいなりあげ」と「味付けうどんあげ」の原料として使われます。一般的な油あげの作り方は、最初に丸大豆から豆腐生地を作り、それを低温、高温の油で2度揚げしますが、当社では多品種かつ量産の条件にも柔軟に対応できるように、当社独自の技術を付加した連続式の油あげ製造設備によって作られています。当社設備の特徴は、元となる豆腐を連続的にシート状に成形して各種サイズに切断、フライヤへ投入した後は低温の油で伸ばし、高温の油できつね色に仕上げるまでの全ての工程が自動化されていることです。油あげの「きめ」、「重量」、「サイズ」等も容易に変更することが可能です。豆腐シートへ成形する工程では「CIP装置」によって常にろ布の洗浄を行い、フライヤの油温は熱交換器を介する事により高精度の温度制御を行っています。