乾燥おから工場

凍り豆腐や油あげを製造する際に、原料大豆と同じ量の「生おから」が副産物として発生します。当社では資源循環生産を推進しており「生おから」を乾燥する事によって資源として有効活用、商品化を行っています。

「生おから」を乾燥する方法は、熱風乾燥方式を採用しています。豆乳製造プラントで発生した「生おから」は乾燥機に搬送されて、乾燥機の内部では「生おから」を攪拌しながら熱風を当てて水分を取り除きます。乾燥が進むと比重が軽くなるので、内部の気流によって重量選別されながら乾燥胴内を移動して、出口部で搬送空気と乾燥おからに分離されます。

「乾燥おから」は、乾燥方式と用途の違いにより「食品用」と「非食品用」に分かれています。

食品用乾燥おから

食品用乾燥おからには主に間接加熱式の乾燥設備を採用しています。この方式は熱風発生炉からの熱風で熱交換器を加熱し、この熱交換器内で外部から取り込んだ新鮮空気を間接的に加熱・昇温するため、新鮮空気には火炎が直接触れないようになっています。

乾燥後のおからは、用途に応じて粉砕機を通す事で粒度の異なる「乾燥おから」もご用意しています。尚、食品用乾燥おからは「生おから」の状態から乾燥、包装、出荷までの全工程において一般生菌の増殖を抑制する管理方法を採用し、菌数も厳密に管理していますので、様々な食品用途において安心してご利用になれます。

食品用乾燥機
食品用ビーンフラワー紙袋包装機
小袋包装機
重量チェッカー・金属検出器

非食品用乾燥おから

非食品用乾燥おからには直接加熱式の乾燥機を導入しています。この方式は熱風発生炉内に燃焼兼乾燥用の空気を送り込み、火炎によって加熱された空気を直接「生おから」に当てることによって乾燥を行ないます。このため、この方式は燃焼熱量がそのまま「生おから」の乾燥に使われるので、乾燥効率が良く装置も小型化する事ができます。

非食品用乾燥おからは用途の特性上、粗さは豆腐製造時の大豆粉砕粒度となっていますので用途に合わせてご利用になれます。

生おからコンベア
非食品用乾燥機
マッシュパワー用紙袋包装機
非食品用マッシュパワー