北アルプス大町工場

北アルプス大町工場は長野県大町市の国営アルプスあづみの公園の麓にあります。豊かな自然に囲まれ、年間を通して北アルプスから流れてくる良質で豊富な伏流水にも恵まれています。当工場では、「味付けうどんあげ」、「業務用・家庭用味付けいなりあげ」、「味しみきざみあげ」、「食品用乾燥おから」を作っています。

味付けうどんあげ

「味付けうどんあげ」はうどんにのせるだけで簡単に「きつねうどん」が楽しめる家庭用の商品です。きつねうどんの名前の由来は諸説ありますが、昔からきつねは商売繁盛をもたらす縁起の良い動物で、きつねは油あげが好きだと信じられていたことから油あげをのせたうどんを「きつねうどん」と呼ぶようになったとも言われています。

当商品の製造ラインは「大豆」から「油あげ」、「味付けうどんあげ」になるまでの全工程が自動化されています。

最初の工程で丸大豆から、うどんあげ専用の油あげを作ります。次の工程で油あげに含まれている余剰の油分を油抜き専用機により取り除きます。専用の深絞り包装機で容器型に成形されたパックの中に油あげを供給、スープを注入して密封します。レトルト殺菌釜で加圧しながら100度以上の温度帯で調理殺菌を行ない、冷却した後にパック表面の水分を取り除きます。うどんあげ専用の外装フィルムで包装した後、箱詰めして常温商品として出荷します。パックはうどんあげの角がつぶれないように容器型で小分けできるタイプを使用しています。

いつでも使える利便性を優先して、調理殺菌は常温で保存が出来るレトルト方式を採用しています。

当工場のうどんあげ生産ラインは、ほぼ自動化されているので、概要を写真でご紹介します。

フライヤ出口
レトルト殺菌釜入口
製品の金属検査・X線検査
ラップラウンドケーサ
コンテナ搬送ロボット
出荷準備

味しみきざみあげ

「味しみきざみあげ」はきざみあげに味を付けて乾燥した商品です。常温保存が可能で、味も付いているので各種料理にパッとのせるだけで簡単にボリュームアップできて、そのままでも召し上がれます。当商品の製造ラインも「大豆」から「油あげ」、「味付けきざみあげ」になるまでの全工程は自動化されています。最初の工程で丸大豆からきざみあげ専用の油あげを作ります。次の工程の着味層の中で油あげに十分味をしみ込ませてからマイクロ波で乾燥します。

マイクロ波乾燥の原理は電子レンジと同じで、油あげ内部に含まれている水分子が振動して発熱、蒸発する事によりふっくらさせながら乾燥も行います。その後、熱風により余剰の水分を乾燥してからスライサーで規格寸法に切断します。チャック付きの袋に封入した後、箱詰めして出荷します。

賞味期限が180日あるので、常備しておけばいつでもすぐにご利用いただけます。

フライヤ出口
着味装置入口
きざみ金属検査機
ロータリー包装機